スパーテクトの特長
電気火災は増加傾向にあります
現在の電気火災防止を目的に行われている対策は、主に
コンセントのみを対象としており、壁内配線や延長コードなどで発生する電気火災につながる要因を検出することができないのが現状です。
そのため、様々な要因により発生する電気火災を未然防止する製品が求められています。
スパーテクトの特長
放置すると短絡や漏電などの大きな事故につながる火花放電。
しかし、これまで壁内配線や延長コードで発生した火花放電(トラッキング・ケーブル断線・ショートなど)から建物を保護できる機器はありませんでした。
スパーテクトは、そんな火花放電を検出するため、トラッキングはもちろん、壁内配線など目視が困難な箇所に至るまで建物内の配線をまるごと監視します。
放電検出ユニットは火花放電のノイズを監視
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検出時にお知らせ
火花放電を検出したら、ブザーとLEDでお知らせします。 -
メール通知も可能
接点監視装置とつなぎ、メールなどで通知できます。- 監視装置はお客様にて別途ご用意していただく必要があります。
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検出時に自動遮断
火花放電検出時に漏電ブレーカを自動遮断することができます。- 工場出荷時はブレーカ遮断機能OFF→必要に応じてONにしてください。(注)
- 自動遮断機能はコンセントタイプには付いていません。
(注)ブレーカ遮断機能を使用する場合、生命の維持に直結するような医療機器などへの影響が考えられるため、ご使用にはご注意ください。また、夜間などにブレーカ遮断機能が動作した場合、照明が確保できない可能性があります。
停電時にも使用可能な足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備してください。
ブレーカ遮断機能がOFFの場合、電路を遮断しないため、火花放電が継続すると火災につながる可能性があります。
見えないところの火花放電も検出
コンセントのみを対象にしたトラッキング対策とは異なり、ノイズに反応する放電検出ユニット「スパーテクト」は、コンセントやコードはもちろん、壁内配線など“目視できない箇所”で発生した火花放電も検出できることが特長です。 築年数の経った建物など、壁内配線の劣化が心配なところでは放電検出ユニット「スパーテクト」の設置が効果的です。
放電検出ユニット スパーテクト運用編
スパーテクト開発ストーリー
Development story.01
電気火災に対する課題
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電気火災に対する課題
日々の暮らしに欠かせない電気。電気が無ければ生活できない暮らしの中で見落とされがちなのは電気機器が起因で発生する電気火災です。電気火災は毎年同程度発生していますが、有効な対策が取られていませんでした。そのような状況の中、電気のインフラを担う日東工業として、電気火災を防ぐ製品を開発することは急務でした。
Development story.02
火花放電検出という課題
Development story.02
火花放電検出という課題
電気火災は、短絡・地絡、トラッキング、断線などによる火花放電が主たる原因となっています。電気火災の保護機器としてはブレーカが用いられていますが、スパーテクトはブレーカが動作するレベルよりもさらに小さな火花放電を検出できるため、より安全な電気火災予防製品です。
火花放電は発生するときにノイズを出します。日東工業は、実験・研究によってトラッキングなどの火花放電には特有の高周波ノイズが発生することを解明し、その高周波ノイズをとらえることで精度の高い火花放電を検出できる技術を確立しました。
開発で苦労したのは家電など電気機器のノイズと火花放電が発生するノイズの判別が難しかったことです。そのため、あらゆる家電製品のノイズを測定し、分析を行うことで火花放電特有のノイズを検出できるようになりました。
Development story.03
スパーテクトによる安心感
Development story.03
スパーテクトによる安心感
この製品が完成すれば世の中の電気火災が減るという確信がありました。
普段、何気なく使っている家電製品ですが、プラグとコンセントの隙間に吸湿したほこりが溜まり発生するトラッキングや家具の下敷きによるケーブルの損傷などが原因で火災になることがあります。
見えないところで発生する火花放電を検出してお知らせする『スパーテクト』
は、皆様に安心して生活していただくために開発した商品です。
この商品で電気火災を減らすという社会貢献を目指しています。